こんばんは(^-^)
今年はうさぎ年にちなんで、うさぎの雑学もちょこちょことご紹介していければと思っています。
今回は「うさぎ税」についてです。
日本の明治時代に「うさぎ税」というのがあったのをご存じですか?
そう、うさぎに税金が課せられていたんです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
うさぎ税とは?
「うさぎ税」とは、文字通りうさぎに課せられる税金です。
明治時代に外国産の珍しいうさぎが流行り出したため、うさぎを飼う人や商売での売買を制限するために導入された制度です。
その内容とは
- うさぎの売買をする人は区扱所に届け出を出すこと
- うさぎ1羽につき毎月1円の税金を納めること(当時の1円は現在の価値でいうと1万円くらいなので、かなりの高額!)
- 無届けの場合にはうさぎ1羽につき2円の罰金が課せられる
というものです。
うさぎブームの背景
明治時代に、東京のお金持ちの人々の間で、外国から来た珍しいうさぎが流行り出し飼育する人が増えました。
うさぎの売買も頻繁に行われるようになり、待合茶屋などに皆がうさぎを持ち寄って値段や毛色を競う「うさぎ会」と呼ばれる品評会もたびたび開かれていました。
そのためうさぎの価格も上がっていき、中には普通の白い兎に色を塗った偽物のうさぎを売る者も現れました。
うさぎブームはやがてピークを迎えますが、その後うさぎを飼う人や商売における売買を制限するために、うさぎ集会の禁止やうさぎ税の導入が行われたのです。
うさぎブームの後
うさぎ税の導入によりうさぎの価格は暴落し、うさぎを殺処分したり捨てたりする人、また隠して飼育する人が増えてきます。
そこで、隠れてうさぎを飼育した場合には重い刑罰が課せられることになりました。
- 従来の2円の罰金に加えて、隠していた期間分の税金を追って納めること
- うさぎの没収
- 密告した者には罰金の半額が給付される
その後、これらの重い刑罰によりうさぎブームも去っていきますが、可哀そうなのはうさぎ達ですよね。
まとめ
以上、うさぎ税についてご紹介しました。
2023年はうさぎ年でうさぎブームが起こりそうです。
うさぎ税は課せられることはありませんが(笑)、ブームだけに乗って安易に飼育しないようにしてほしいなと思います。
参考になれば幸いです☆