こんばんは(^-^)
おうちのうさぎさんが涙目になっていることはありませんか?
例えば異物が目に入ったりすると、生理現象として涙で洗い流そうとするのは、うさぎも人間と同じです。
しかし、その原因が鼻涙管閉塞という病気の場合は注意が必要です。
調べてみると、鼻涙管が詰まる病気は、結構うさぎさんに多いみたいですね。
また、目と鼻の先が短いネザーランドドワーフやホーランドロップのうさぎさんに、特に多いようです。
鼻涙管閉塞になると、涙目、流涙、目やにが見られます。
今回は、うさぎの涙が止まらない原因と鼻涙管閉塞という病気について調べてみました。
目次
うさぎの涙の原因
うさぎの涙目はよく見られる症状だと思われます。
我が家のうさぎのつきも現在2歳ですが、これまで2回涙目になって通院しました。
原因は様々ありますが、主に下記の通りです。
生活環境
うさぎは、地面に近いところで生活しているので、牧草の粉や埃が目に入ることがあります。
そうすると、生理現象として涙を出して洗い流そうとします。
たばこ、アロマ、消臭剤などの刺激物が原因となって涙が止まらないこともあります。
ケージやうさぎが遊ぶ場所を掃除をまめにするなど、生活環境を見直しましょう。
鼻涙管が詰まっている
バスツレラ菌、黄色ブドウ球菌、ボックスウィルスなどで鼻涙管の細菌感染が原因で、結膜炎になったり、逆に結膜炎から鼻涙管の炎症が起こることもあります。
この炎症が続くと、鼻涙管が狭くなり鼻涙管閉塞が起こります。
上顎の切歯と臼歯の歯根は鼻涙管の近くにあるので、不正咬合によって鼻涙管が閉塞することもあります。
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鼻涙管が詰まる鼻涙管閉塞は、後程詳しく説明します。
流涙症
牧草などが目にあたり、瞼に傷が出来ることがあります。
そうすると、うさぎの涙が増えてあふれてしまうので、眼の周囲がいつも濡れてしまっている状態になります。
涙は、目頭にある鼻涙菅を通り鼻腔に排出されます。
この排出量をこえる涙の分泌がおきたり、鼻涙管がつまったりしたときに、涙があふれてしまいます。
涙の成分は、水分の他にタンパク質と脂質が含まれています。
あふれた涙の水分が蒸発して残ったものが目ヤニで、眼の周囲の毛などに付着します。
この場合は、眼の洗浄と点眼で治療します。
他の目の病気
その他に、結膜炎などの目の病気が原因のこともあります。
鼻涙管閉塞とは?
鼻涙管が何らかの理由で細くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)することを鼻涙管閉塞といいます。
鼻涙管(びるいかん)とは、目と鼻をつなぐ管のことで、下瞼の裏側に開いた小さな穴(涙点)からはじまり、鼻の穴の奥へと繋がっています。
涙腺で作られた涙は目の表面を潤し、外から侵入してくる菌や異物などを洗い流したり、角膜へ酸素や栄養を届ける働きをしています。
その際、余分な涙や役割を終えた涙を鼻涙管を通って鼻の奥へ流されます。
本来、涙は蒸発したり。この鼻涙管を通って調整されるので、外に流れ出ることはありません。
しかし、鼻涙管が詰まると、涙が目から溢れてしまうことになります。
鼻涙管は涙点と上顎切歯の近くを通る部分で狭くなっているため、これらの場所で閉塞が起こりやすいと考えられています。
また、ペットのうさぎにはつぶれた鼻先を持つうさぎが多いのですが、この場合鼻腔が狭くなるので、鼻涙管が詰まりやすくなる傾向があるとも言われています。
また、鼻先が短いということは、あごの大きさに対して歯が収まるスペースが足りないので不正咬合になりやすいとも言われています。
症状
いつも涙目だったり、流涙、目やにが見られます。
細菌感染を起こしていると、白い濁った涙や、粘り気のある白っぽい目やにが出ます。
いつも涙で濡れていると、目の下が涙やけ(脱毛や皮膚の炎症)を起こしてしまいます。
また、顔のグルーミングの時に涙や目やにで前足が汚れるので、被毛がガビガビになります。
治療
鼻涙管洗浄と目薬で治療することになります。
我が家のうさぎのつきも鼻涙管洗浄をこれまで2回してもらいましたが、白い濁った水が鼻から出ました。
家では目薬をしばらく続けていました。
鼻涙管洗浄
目の涙点から生理食塩水を流して、鼻涙管に詰まっている膿を鼻から排出させて鼻涙管を洗浄します。
流した液は鼻から出ますが、詰まっていたり細菌感染を起こしていれば白く濁った色になります。
目薬
家での治療として、目薬を処方されると思います。
涙が出ていることで、目の周りが湿っている状態です。
涙が固まって涙焼けを起こしてしまわないように、柔らかいガーゼなどで目の周りをきれいに拭いてあげてください。
まとめ
以上、うさぎの涙目の原因と鼻涙管閉塞についてまとめてみました。
参考になれば幸いです☆