こんばんは(^-^)
昨日から緊急事態宣言が出て、外に出るなと言われたら出かけたくなる天邪鬼の飼い主です。
昨日スーパーに行ったらいつもより人が多かったような気がします。
家が好きな引きこもりの私でもストレスが溜まります(汗)
さて、動物の中でも、特にうさぎさんは、繊細でストレスに弱いと言われています。
さらに、うさぎさんはストレスで死んでしまうとまで言われることもあります。
今日は、うさぎさんとストレスの関係について書いていきます。
目次
ストレスとは何?
うさぎなど動物の体は「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」という三つの機能でコントロールされ守られています。
これらの機能は恒常性を維持しようとする体の働きによって保たれていますが、ストレスによる刺激があると、ストレス状態を克服しようとするために、体のバランスを崩してしまいます。
恒常性とは、環境の変化があっても動物の体内の状態を一定に保とうとする働きのことです。
うさぎを含む哺乳類や鳥類などの恒温動物が気温の変化があっても、体温を一定に保とうとする機能も恒常性の一つです。
うさぎにとってストレスとは?
うさぎはストレスで死んでしまうと言われるほど、ストレスに対して敏感に反応します。
これは、うさぎがストレスを感じると、カテコールアミンというホルモンが分泌されて心不全を起こして死に至る可能性があるからです。
実際に多少のストレスですぐに死に至ることはほぼありえませんが、ストレスが積み重なって病気になったり、うさぎの寿命を縮める恐れはあり得ます。
うさぎの体を守る3つの機能
先ほど、うさぎの体は「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」という三つの機能で守られていると書きました。
それぞれ詳しく見て行きたいと思います。
自律神経系
自律神経系は、内臓の機能をコントロールしています。
興奮している時に働く交感神経と落ち着いている時に働く副交感神経がありバランスを保っています。
しかし、ストレスを感じると交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
交感神経が緊張することで心拍数が増えたり、血圧が上昇したり、消化器官の動きが悪くなるので、腸内細菌層のバランスが乱れたり胃腸うっ滞喉を起こしやすくなります。
内分泌系
内分泌系は、ホルモンの分泌を司る成長ホルモンや性ホルモン、血中ブドウ糖の量をコントロールするインスリンホルモンなど、必要な時に必要なホルモンが適切に分泌されます。
しかし、ストレスを感じると、抗ストレスホルモン糖質コルチコイドの分泌が優先されるので、重要なホルモンの分泌が抑制されてしまいます。
心臓の血流量や尿量が減るので、泌尿器疾患が起こりやすくなります。
免疫系
免疫系は、外部から侵入してくる病原体などの外敵を排除します。
血液中の免疫細胞が病原体に対応する抗体を作って攻撃したり、病原体を食べて処理してくれます。
しかし、ストレスを感じると糖質コルチコイドによって免疫が抑制されてしまいまいます。
慢性的なストレスでリンパ球が減少し、免疫力が低下し、感染症などの病気にかかりやすくなります。
ストレスの種類
うさぎにとってストレスとは何でしょうか?
- 不慣れな環境
- 通院
- 移動
- 騒音
- 犬や猫など捕食動物の存在
- 暑さ寒さなどの気温変化
- 痛みや痒み
- 不衛生な生活環境
- 運動不足
- 不適切な食事
などが一般的なストレスの要因になります。
このようにストレス要因になる物事はとても多いのですが、ペットとして人間と暮らしていく上では少しずつ慣らしていかなければいけません。
お家にお迎えした時は、慣れない環境や人間の存在はストレスになるかもしれません。
しかし、うさぎの様子をみながら、テレビや人の話し声などの生活音には少しずつ慣らしていってあげて怖くないことを知ってもらいましょう。
また病院はうさぎにとってとても怖いところです。
しかし怖がるからと言って、健診や爪切りなどに連れて行かないわけにはいきません。
お迎えした時から、健康な時に健診などで行って、少しでも慣らしてあげておきましょう。
愛うさぎさんが感じるストレスを知ろう
しかし、人間と同じで同じストレス要因があってもそれをストレスと感じるうさぎもいれば、ストレスに感じないうさぎもいます。
おうちのうさぎさんが、何がストレスになるのかをしっかり理解してあげることが大切です。
我が家のうさぎの例
我が家には、先代うさぎのミッフィと現在一緒に暮らしているつきがいます。
結構性格は違っていて、みっふぃはとても怖がりで人見知りですが、つきは好奇心旺盛で人を怖がりません。
なので、ストレスのかかり具合も大分違っていると思います。
みっふぃは通院時はオシッコもウンチもしませんし、帰宅した後もしばらくご飯も食べなかったのでいつも心配でした。
診察室でキャリーから出ても、端の方でうずくまっていました。
しかし、つきは通院中でもオシッコもするし牧草も食べるし、帰宅後も爆食いします。
病院はさすがに怖いようですが、このように診察室でもキャリーから出て好奇心旺盛にウロウロとしています。
このようにうさぎそれぞれによっても感じるストレスは違いますので、お家のうさぎさんの性格や感じるストレスをよく知ってあげることが大切です。
良いストレス
ストレスと言えば悪いイメージしかありませんが、うさぎさんにとって「良い刺激」となることもあります。
例えば、おやつを隠して自分で見つけさせてあげる遊びなんかは、おやつが中々見つからないストレスもありますが、頭や体そして五感を使うのでうさぎにとっていい刺激となります。
このようなおもちゃに、おやつを隠して見つけさせてあげるといいですよ。
大きなストレスがかかった時のケア
例えば、うさぎにとって通院はとても大きなストレスです。
病気で体調が悪い上に、病院への移動や診察で大きなストレスがかかると思われます。
このような時は、食欲、排せつ物、元気はあるかなど、しっかりと様子を見てあげてください。
まとめ
以上、うさぎとストレスについてでした。
ストレスに弱いうさぎさんですが、おうちのうさぎさんが感じるストレスを知り、ストレスとうまく付き合っていきましょう。
参考になると幸いです☆
参考文献:新版 よくわかるウサギの健康と病気