こんばんは(^-^)
去年からのコロナ禍で、ペットブームがやってきているようです。
犬猫に続き、うさぎは第3のペットとして人気が出てきています。
うさぎは鳴かない、散歩がいらない、一人暮らしでも飼いやすい、マンションOKなどという理由で飼いやすいと言われています。
果たして実際どうなんでしょうか?
今回は、うさぎが飼いやすいと言われていることについて、一人でも多くの方が安易にうさぎを飼って飼育放棄しないように、うさぎをお迎えする前に知ってほしいうさぎの生態や特徴をまとめてみました☆
目次
うさぎは飼いやすいと言われてる理由
うさぎは特に一人暮らしや、マンション住まいで飼いやすいと言われています。
それは、犬や猫に比べて体が小さくスペースが要らないから、鳴かないから近所迷惑になない、お散歩が要らないという理由のようです。
確かに、大きくない家でも飼えますし、鳴かないし(実際には喉の奥を鳴らして声を出します)、お散歩も必要ではありません。
でも、それは飼いやすいとは違うと思います。
命ある生き物ですから、簡単に飼うことが出来る動物なんていません。
そして、次に書いていますが、うさぎは決して飼いやすいペットではありません。
うさぎの生態
それでは、うさぎには飼育するうえで、知っておいてほしいうさぎの主な生態をあげておきます。
掘る・齧る
ペットのうさぎは野生の穴うさぎ(穴を掘って暮らすうさぎ)を改良して、出来た品種です。
従って、穴を掘ったり、何でも齧ったりすることはうさぎの本能なので、辞めさせることは出来ません。
コード類は齧られやすいので、コードカバーをつけたり、うさぎが届かないように隠したりして生活環境を整える必要があります。
コード類は齧ると、感電する可能性もあり大変危険です。
我が家にはうさぎのつきがいますが、例えばこのように服を噛んだり、家の壁紙を齧ったりする事もあります。
実は今朝見たら、この服のチャックが齧られていました(涙)
壁紙は気をつけないと、こんな風になってしまいます。。。
つきが齧っていいおもちゃを与えているのですが、ふとした瞬間に齧られてしまうの
で、気をつけなければいけません。
何より、うさぎのお腹に齧ったものが溜まってうっ滞を起こしてしまう可能性があるので注意です!
www.usagitokurasu.blog
今は、プロテクトシートを壁に貼っています。
繊細な動物
うさぎはとても繊細な動物です。
例えば、うさぎは汗をかくことが出来ないので、温度と湿度管理が大変重要になってきます。
夏と冬は、エアコン24時間稼働になると思います。
特に暑さに弱いので、夏のマンションではエアコンが必須になります。
トイレを覚えない子もいる
多くのうさぎはトイレを覚えてくれますが、中にはトイレ以外でウンチやオシッコをしてしまう子もいます。
そんな時、「仕方ないねー」って許せますか?
うさぎと暮らす心構え
うさぎの生態を理解して頂いた上で、知っておいてほしい心構えもあります。
一緒に過ごす時間が必要
「うさぎは寂しいと死んでしまう」と言ったことをよく聞きますが、あながちウソではありません。
遊んでほしい時やかまってほしい時は、足元をツンツンしてきますよ。
仕事でほぼ家にいない、出張が多いと言う方は、うさぎにとってストレスになります。
きちんとうさぎと一緒に過ごす時間が取れるようにしてください。
ブラッシング
毛の短い子はそれほどブラッシングの頻度は多くなくて大丈夫ですが、我が家のホーランドロップのつきは、換毛期の抜け毛がすごいので、毎日のブラッシングが必要です。
病院に連れて行く
うさぎは繊細な動物です。
体調が悪くなって、様子を見るということは大変危険です。
被捕食動物なので、体調が悪くても敵から悟られないように隠す傾向があります。
なので体調が悪くなったことが表面化した時には、かなり病状が悪化していることが多いのです。
また、数時間前には元気に食事していたのに、急に食べなくなって体調が急変することもあります。
そんな時、すぐに動物病院に連れて行くことが出来ますか?
自分の体調が悪くなった時
一人暮らしだと、自分が体調が悪くなった時に、うさぎの面倒を見てくれる人を探しておかなければいけません。
そのような人は身近にいますか?
アレルギー
うさぎをお迎えしてから、アレルギーが分かってうさぎを手放すことになると悲しいですよね。
うさぎ自体にアレルギーが出る人、またはうさぎの主食である牧草にアレルギーが出る人がいます。
イネ科の植物に花粉症がある人は、牧草アレルギーが出やすいです。
(大人うさぎ主食であるチモシー牧草はイネ科の植物であるため)
お迎えする前に、病院でアレルギー検査を受けておいてください。
うさぎの介護
近年うさぎを専門に見る獣医が増えて、うさぎの寿命が延びてきています。
寿命が延びてくると共に、介護も出てきます。
うさぎの寿命は、以前は6,7歳と言われていましたが、近年では10歳を超えて生きるうさぎがたくさん出てきました。
年齢を重ねると、人間と同じで寝たきりになるうさぎも出てきます。
そんな時、あなたはきちんと最後までみてあげることが出来ますか?
寝た切りになると、自分で起き上がって食べることが出来なくなるので、シリンジなどで食事をあげる必要が出てきます。
ウンチやオシッコを寝たまましてしまうので、お尻が汚れてしまいます。
汚れた箇所は放っておくと皮膚炎になるので、下半身を拭いてあげたりのケアが必要です。
うさぎは肛門に口をつけて、盲腸便を食べて栄養をとります。
寝たきりになると自力で食べることが出来なくなるので、飼い主が食べさせないといけません。
空気に触れ乾燥した盲腸便は食べないので、排泄される時間帯を把握して、出てきた盲腸便をすぐ口に運んであげる必要があります。
また、うさぎは体重に対する骨の比率が大変低いので、骨密度が低下する高齢うさぎはなおさら注意が必要です。
捕食される側のうさぎは素早く動けるように骨が軽くできています。
体重に対する骨の比率が、人間が18%猫が13%に比べ、うさぎは7-8%しかありません。
高い所に上らないようにしたり、無理に抱っこして暴れて落下しないように、生活環境も見直す必要が出てきます。
まとめ
以上、うさぎをこれから飼おうと考えている方に、知っておいてほしい事をまとめてみました。
結論として、うさぎは決して飼いやすい動物ではないということです。
1羽でも多くのうさぎさんが、幸せになることが出来るように願っています!
参考になれば幸いです☆