こんばんは(^-^)
今年2024年の十五夜は、9月17日(火)です。
十五夜については過去の記事に書いていますので、良かったら見てくださいね。
ところで、月にはうさぎがいるという伝説があります。
私たちも、「月にはうさぎがいてお餅をついているんだよ」というお話を、小さい頃から聞いていたのではないでしょうか。
そう言われると、不思議と本当にうさぎさんの姿が見えてくるような気がしていたものです。
そして、私たちうさ飼いにとってお月様はとても近い存在であり、うさぎさんが亡くなったら、お月様に移住して私たちを見守っててくれているとも言い伝えられます。
しかし、なぜ月にうさぎがいると言われるようになったのでしょうか。
今回は、「うさぎが月に住んでいる」と言われてきた理由を調べてみました☆
うさぎは月のシンボル
古くから、うさぎは月のシンボル(象徴)として見られてきました。
月に住んでいるとされているうさぎは、「月の兎(つきのうさぎ)」とも呼ばれてます。
日本だけでなく、中国、タイ、ミャンマーなどのアジアや、アメリカ合衆国でもこの伝説が知られています。
仏教説
月にいるうさぎの物語は、インドの仏教説話から日本に伝わり、下記のように今昔物語集の中にもみることが出来ます。
猿、キツネ、うさぎが山の中を歩いていると、力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢いました。
3匹は必死になって、老人を助けようとしました。
猿は木の実を集めてきました。
キツネは川から魚を捕ってきました。
そして、それぞれ可哀そうな老人に食料としてあげました。
しかしうさぎだけは、どんなに苦労しても老人のために、何も採ってくることができませんでした。
何も出来ないうさぎは、自分の無力さを嘆きました。
しかし諦めきれないうさぎは、何とか老人を助けたいと考えました。
そして、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるために火の中へ飛び込んだのです。
そのうさぎの捨て身の行動に老人は心を打たれ、ついに帝釈天としての正体を現しました。
そして、このうさぎの捨て身の慈悲行を後世まで伝えるために、うさぎを月へと昇らせました。
月に見えるうさぎの周りに煙状の影が見えるのは、うさぎが自らの身を焼いた時の煙だともいわれています。
このことから、うさぎは月に住んでいると言われるようになったのです。
何故うさぎは月でおもちをついているの?
では、なぜ月にいるうさぎが「餅をついている」と言われるようになったのでしょうか?
これには、二つの理由が言い伝えられています。
薬が餅つきになった
一つ目の理由は、うさぎの横に見える影は、煙ではなく臼(うす)とみられている説です。
この臼は、中国では「不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしている」とされています。しかし、日本に伝わり「うさぎが餅をついている姿」とみられるようになりました。
望月と餅つきを掛け合わせた
二つ目の理由は、餅搗き(もちづき)と望月(満月のこと)を掛けて、「餅つき」になったと言われることもあります。
まとめ
以上、うさぎが月にいる理由を調べてみました。
月うさぎに思いをはせながら、今年のお月見は、一味違った思いで楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです☆