こんばんは(^-^)
うさぎの牧草であるイネ科の牧草には、何百と種類があるのをご存じですか?
この中で市場に出回っている牧草は、数種類です。
今日は、日本で流通しているイネ科の牧草についてご紹介します。
目次
イネ科の牧草がうさぎの主食になる理由
うさぎの主食である牧草には、様々な種類がありますが、何故イネ科の牧草が選ばれるのでしょうか?
野生のウサギは色々な種類の野草を食べていますが、ペットのうさぎに同じような食事を用意することは難しいです。
イネ科の牧草は、うさぎのお腹と歯の健康に大切な繊維質を多く含み、タンパク質が少ないからです。
牧草に含まれる繊維質は、うさぎの消化管をしっかり動かすために必要で、歯をこすり合わせて食べることで歯の伸びすぎを防ぐことが出来ます。
中でも乾燥牧草は生牧草よりも栄養価が高く、保存性があるので便利で、一年を通して入手出来ます。
主なイネ科の牧草とは?
うさぎの主食であるイネ科の牧草には、様々な種類があります。
うさぎ用牧草として、主に市場に出回っているものをご紹介します。
チモシー
チモシーは、うさぎに与える牧草として、もっともポピュラーな牧草です。
流通が多いので、お値段もリーゾナブルです。
ヨーロッパおよびシベリア原産の多年草*1で、春から秋にかけて2-3回収穫ができます。
収穫する時期により、1番刈り、2番刈り、3番刈りと分類されます。
1番刈りが最も繊維質が多く3番刈りに行くに従って減ってきます。
収穫できる期間が長いため、安定して手に入りやすい牧草です。
イタリアンライグラス、オーチャードグラス、オーツヘイ
イタリアンライグラス、オーチャードグラス、オーツヘイはチモシーに続いて、ポピュラーな牧草です。
チモシーと1番刈りから3番刈りの詳細、イタリアンライグラス、オーチャードグラス、オーツヘイは下記の記事に書いていますので、見てくださいね。
オオムギ
オオムギは、一年草*2ないし年越草*3で、世界で最も古くから栽培されていた穀物の一つです。
日本には縄文時代に伝わり、2条大麦と6条大麦が育てられています。
ビールの原料には2条大麦の皮麦が使われており、麦茶の材料や若葉は青汁の材料にもなります。
クレイングラス(カラードギニアグラス)
クレイングラスは、アフリカ原産の多年草で、カラードギニアグラスの変種です。
繊維質が豊富で、独特の香りがします。
(クレイングラスは全酪連の登録商標)
バミューダグラス(ギョウギシバ)
バミューダグラスは、葉が細長く、芝生として用いられる牧草です。
おしっこなどでベタベタにならないので、ケージに敷く牧草として使うのにおすすめです。
トールフェスク(オニウシノケグサ)
トールフェスクは、多年草でヨーロッパ原産の牧草です。
芝生用として多くの品種が国内で輸入販売されていますが、芝生用は中毒を起こす恐れがあるので注意が必要です。
メドウフェスク(ヒロハノウシノケグサ)
メドウフェスクは、ヨーロッパとシベリア原産の多年草です。
チモシーやオーチャードグラスに続いて、北海道で多く栽培されています。
再生力に優れているため放牧に向いています。
ペレニアルライグラス
ペレニアルライグラスは、多年草で、越冬性や耐雪性に優れています。
再生力が高いので、放牧に向いています。
芝生用の品種は、中毒を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
うさぎにあげる牧草の選び方
おうちのうさぎさんが好きな牧草を見つけてあげましょう。
まずはチモシー
チモシーを食べてくれるうさぎさんなら、まずはチモシーをメインにあげてみてはどうでしょうか。
流通量が多いので、お値段もリーゾナブル、そして、多くの人がうさぎに与えてきた実績があるので安心してあげることが出来ます。
1番刈りを食べなければ、2番刈りや3番刈りを試してみましょう。
1番刈りにこだわらず、牧草を食べてもらう事が大切です。
また、産地やロットの違い、圧縮方法によっても牧草の味は変わってきます。
詳細は下記の記事を見てね。
色々な牧草をあげてみよう
色々な牧草をあげることで、食育にもなりますし、もしいつもの牧草を食べなくなっても他に食べる牧草を見つけておくことで安心できます。
我が家のうさぎのつきは、オーツヘイとチモシー2番刈りを食べています。
オーツヘイは、チモシーに続く主食の牧草として注目されています。
まとめ
以上、うさぎの主食イネ科の牧草について深堀してみました。
参考になれば幸いです☆
多年草、一年草、年越草