こんばんは(^-^)
うさぎさんは繁殖期が長く、一回の妊娠で赤ちゃんを沢山産むことから、「子孫繁栄」や「安産の神様」として多くまつられています。
「女の子うさぎを飼っているけど、1羽だけだから妊娠の可能性はない」と思われている方も多いと思います。
しかし、うさぎの交尾は数十秒であっという間で終わります。
未去勢や未避妊のうさぎ同士が触れあうイベントやうさんぽで、もしかして妊娠をしてしまうかもしれません。
そのような予期せぬ妊娠のためにも、うさぎの妊娠と出産について調べてみました。
うさぎ飼いとして、知識として知っておくことが大切かと思います。
目次
うさぎの妊娠ってどんなの?
うさぎはフェレットや猫と同じく、生理で出血はなく、交尾によって排卵が誘発される「交尾排卵動物」です。
脳の視床下部の変化に反応する卵巣の活動は、日の長さと気温に関係しています。
そのため一般的に、繁殖行動は春に活発になり秋に低下します。
女の子うさぎは、パートナーの男の子うさぎとの交尾後、約10ー13時間で排卵が誘発されます。
そのまま受精して妊娠すると、約30日ー33日後に出産となります。
妊娠を望まない場合は、生後3ヶ月を過ぎたら、女の子うさぎと男の子うさぎを短時間であっても一緒にすることは避けましょう。
特に兄弟で飼育している場合には、近親交配を起こさないようにするため、ケージは別々にすることが大切です。
妊娠適齢期は5ヶ月から3歳ですが、5歳から6歳まで妊娠出産が可能ですがあまりお勧めはできません。
交尾で妊娠する確率は、平均70%前後と言われています。
妊娠期間は30から32日(平均31から32日)、産子数は平均4から12羽です。
交尾後34日を過ぎても分娩が見られない場合は、一般的に胎児の死亡、大型の胎児、または奇形の胎児の可能性があります。
妊娠したら?
うさぎは妊娠すると食欲が増えます。
特に妊娠後半期になると著しく食欲が増します。
妊娠10日から14日に触診すると子宮内におはじき大、20日で胎児がくるみ大になりお腹が目立ってきます。
出産予定日が近づいてくると、産室に牧草や自分の毛を抜いて巣材にして、巣作りを行うようになりますので、出産予定日の5-7日ほど前には巣箱を用意してあげまししょう。
自分で毛を抜かない場合、乳頭周囲の毛を抜いてあげないと、子うさぎが乳頭に吸い付けず餓死することがあります。
出産前から出産後は、うさぎは大変神経質になる場合がありますので、静かに見守るようにしましょう。
赤ちゃんうさぎは、お母さんが抜いた毛で出来たフワフワの巣で過ごします。
その名残もあり、例えば家のベッドなどのフワフワしたところがうさぎは好きで、ついオシッコをしてしまうことがあると言われています。
実際、我が家のうさぎのつきは小さい頃よくベッドでオシッコをしていました(汗)。
出産
うさぎは、早朝1時間以内に出産することが多いのですが、稀に数時間かかったり、数日に分かれることもあります。
出産は通常安産であることが多いので、順調であれば飼い主さんがむやみに干渉しないことが重要です。
ただ難産や万が一の場合に備えて、自宅で出産させる場合は、かかりつけの獣医師に事前に相談しておきましょう。
出産後のトラブル
お母さんうさぎの授乳は普通1日1回で、通常早朝に行われるため、人の目に触れません。
その為、母の役目をしていないのではないかと心配になりますが、母うさぎは赤ちゃんの存在を周りに知られないよう神経質になっているため、飼い主さんが赤ちゃんのうさぎさんをのぞきこんだり、触ったりしないようにしましょう。
子食い
死産、奇形児または過度に興奮しやすい初産の母うさぎだと子供を噛み殺したり、食べてしまうことがあります。
また、出産後に巣を大勢で覗いたりいじったり、新生児に触ったりすると母親うさぎは神経質になり、このような行動を起こすことがあります。
出産後2週間ぐらいは、静かに見守り、ケージの掃除も最小限にしましょう。
育児放棄
巣のスペースが取れなかったり、乳児が巣から這い出して低体温になったり、母うさぎが無乳症や乳腺炎にかかったりすると、育児放棄をすることがあります。
赤ちゃんうさぎの元気がなくお腹の張りもなく、お乳が飲めていないようであれば、人工保育が必要な場合もあります。
初めての授乳は生後24時間くらいして与えることが多いのですが、30時間が経っても授乳していないようであれば人工保育を考える必要があります。
飼い主が赤ちゃんの様子を見る必要があるときは、母うさぎを巣が視界に入らない場所に連れていきましょう。
念のため、素手ではなく手袋をして赤ちゃんや巣に、人間の匂いをつけないように注意をします。
赤ちゃんうさぎは、ほとんど毛が生えてない状態で産まれてくるので、産後数日は低体温にならないように注意してあげることも大切です。
赤ちゃんうさぎは生後10日ほどで目が開き、3-4週間くらい経つと離乳が始まります。
赤ちゃんを里子に出したりする場合は、1ヶ月ほどで体もしっかりしてきますが、2ヶ月を目安にしましょう。
離乳が完了する前に母親うさぎから離してしまうと、消化障害から赤ちゃんうさぎが死亡してしまう可能性も出てきます。
我が家のうさぎのつきも、生後2ヶ月くらいの時にお家にお迎えしました。
また、産後は母うさぎが十分に栄養や水分をとれているかも注意してあげましょう。
まとめ
以上、うさぎの妊娠と出産について調べてみました。
参考になれば幸いです☆
参考サイト:うさぎさんの繁殖生理学 | みんなのどうぶつ病気大百科
参考書籍:ウサギ健康100科 まるごとうさぎ