おはようございます(^-^)
今日はつきが歯を折った時の体験を交えて、うさぎさんの歯について書きたいと思います☆
うさぎの歯は何本?
うさぎの歯は全部で28本あります。
上顎の前歯(切歯)が4本、奥歯(臼歯)が12本あり、下顎には前歯が2本、奥歯が10本あります。
え?上顎の前歯が4本?2本じゃないの?と思われた方、実は上顎の前歯は2重になっているんです。
うさぎさんの上の前歯をよく見てください。後ろに歯が隠れていますよ☆
また、うさぎは「うさぎ目」に分類されますが、この2重になった前歯に由来して、「重歯目」とも呼ばれます。
うさぎの前歯の役割
うさぎは物を噛み切る時に、するどい前歯を使います。
牧草も前歯でちぎって、奥歯ですり潰しています。
また、毛づくろいをしたり、皮膚や毛の汚れを取り除いたりするときにも前歯を使います。
うさぎの奥歯の役割
うさぎは上下の奥歯を擦り合わせて物をすりつぶします。
牧草などの食べ物をすりつぶす時には下顎を左右に動かし、上顎と下顎の奥歯をこすり合わせます。
うさぎの歯は一生伸び続けます
人間の歯と違って、うさぎの歯は一生伸び続けます。
しかし、上下の歯の噛み合わせが正常ならば、牧草や物を食べたりするときに上下の歯が擦りあわされて少しずつ削れて行くので、伸びすぎる事はありません。
ペットのうさぎによく見られる病気に、咬み合わせが悪く、歯が削れずに伸びていく病気、不正咬合(ふせいししょうごう)があります。
先天性のものもありますが、多くは食事内容によるようです。
うさぎは牧草のような繊維質をすり潰して食べることにより歯が削れて、適切な長さに保たれます。
しかし、簡単にかみ砕けたり、前歯で齧っただけで飲み込めたりするような物ばかりを与えていると、奥歯を使ってすり潰すことが不要になり、歯が正常に削れません。
なので、繊維質の豊富な牧草をしっかりと食べてもらうようにしましょう。
*不正咬合の詳細については別記事で書きたいと思います。
我が家のつきの歯は?
つきはこの通り、綺麗な歯をしていますよ。
おくちのなか、失礼します。
しかし実は、お家に来て1週間で、前歯を折ったんですよ。
本当にやんちゃ坊主でして。。。(笑)
サークルをガジガジしている時に、歯が引っかかったみたいで、びっくりして飛び上がった拍子に前歯が欠けたんですね。
そりゃー、私は本当に焦って、パニックになりました(汗)
早朝5時だったので、病院も空いておらず、もうパニックです。
つきは何事もなかったかのようにケロリとしていましたが(笑)
病院が開く9時になるのがこんなに長く感じた事は、人生でなかったかもしれません。
開院と同時に診察してもらえるように早めに病院に行って、診てもらったところ、
「すぐに生えてきますよ!心配いらないから大丈夫です!」と言われた時は本当にホットしたのを覚えています。
だって、この先ずっと前歯がないなんて可哀そうじゃないですか。ずっとすきっ歯状態なんて。。。
そうなったら、一生私は自分を責め続けていたと思います。
つきの歯は、先生が言った通りに、すぐに伸びて1か月後には綺麗な元の長さに戻りました。
不正咬合にもならず、綺麗に生えてきてくれて本当に良かったなと思います!!
まとめ
今日はうさぎさんの歯について書いてみました。
うさぎさんの歯は一生伸び続けます。
不正咬合になると、一生歯を削ってもらいに病院通いですから、繊維質たっぷりの牧草をしっかり食べてもらって、健康な歯を目指したいですよね。
参考文献:大野瑞絵 曽我玲子監修『新版 よくわかるウサギの健康と病気』誠文堂新光社 (2018)