こんばんは(^-^)
うさぎの目が白い?と思ったら、それは白内障かもしれません。
目には、物を見るときにピントを合わせる役割をしている水晶体があります。
白内障は何らかの理由で、この水晶体が白く濁ってしまう病気です。
うさぎの白内障は、他の動物と同じように老化によって引き起こされる以外にも、病気など様々な原因があります。
今回は、うさぎにもある白内障について詳しくご紹介します。
目次
うさぎの白内障ってどんな病気?
目には、物を見るときにピントを合わせる役割をしている水晶体があり、凸レンズのような形をしています。
白内障は、目の水晶体のタンパク質が過酸化脂質によって酸化することで、水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。
酸化脂質とは、脂質が活性酸素体内で酸素が変化したもので細胞を傷つけると言われていて、酸化されてできるもので組織の障害や老化を引き起こします。
うさぎの白内障の原因
うさぎの白内障は、様々な原因で起こります。
一般的に高齢になるとよく見られますが、若いうさぎにもみられることがあります。
活性酸素の一つであるフリーラジカル活性酸素による酸化ストレスが関わっていると考えられています。
- 先天性、遺伝(ニュージーランド種は遺伝と考えられている)
- エンセファリトゾーン原虫やパスツレラ症によるもの(若年性白内障)
- 加齢(老齢性白内障)
- 2型糖尿病などの代謝性の病気
- 薬剤
- 放射線
- 食事などの栄養性
- 薬
- 太陽光
- 頭部の外傷など
我が家のうさぎのつきは、3歳で突然左目の水晶体が白くなったことで、エンセファリトゾーン症による可能性があると言われました。
うさぎの白内障はどんな症状が出る?
最初は一部が白濁しているだけですが、症状が進むにつれて白濁も進行します。
そのままにしておくと、眼圧が高まって視野が狭くなる緑内障になる可能性があります。
加齢による老齢性白内障は最も一般的で、水晶体の中の成分が徐々に変化して白くなることで起こります。
片側の眼から始まり、ゆっくり進行してやがて両方の眼が白くなります。
一方で、エンセファリトゾーン原虫やパスツレラ症などによる若年性白内障は、一気に症状が進む事が多いです。
頭部の外傷によるものでは、水晶体がずれたり、破裂、眼球に穴が開くといったことが起こります。
ぶどう膜炎など、他の病気が原因で引き起こされる場合もあります
残念ながら、一度白濁すると元には戻りませんので、早期発見をして進行を食い止めることが重要になります。
うさぎの白内障の治療方法は?
エンセファリトゾーン症など、病気が原因で白内障になった場合は、病気の治療を優先的にしていきます。
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それとともに、非ステロイド性やステロイド性の点眼薬が処方されることがありますが、点眼薬はあくまで白内障の進行を遅らせることが目的です。
水晶体の白濁を取り除く超音波吸引手術を行うこともありますが、出来る病院が限られていることやうさぎはストレスに弱いのであまり奨励はされていません。
また、うさぎは元々視力が弱く、嗅覚や聴覚に頼って生活をしているので、生活に支障はそこまでないそうです。
つきも見えにくい行動をとることはないので、本人は目が白くなったことは気づいていないと思います。
我が家のうさぎの場合
つきはエンセファリトゾーン症による白内障の可能性ありと診断されたので、駆虫薬の投与を2ヶ月しました。
点眼薬も一応処方されましたが、医師が目薬はあまり効果がないだろうと言うので、始めの1週間くらい試しただけでした。
ただでさえも投薬のストレスがあるので、その上目薬となると更にストレスがかかるかもしれなかったからです。
うさぎの白内障を予防するには?
うさぎの白内障は、早期発見が大切です。
一度白くなった水晶体はもとには戻りませんが、白内障の原因になっている病気があれば早く治療にとりかかることで、進行を遅らせたり止めることが出来るので、早めに動物病院を受診しましょう。
また、老齢性であっても点眼薬を使うことで進行を遅らせることが出来ます。
加齢による白内障は徐々に進行するので、ケージ内やお部屋のレイアウトを変えないようにして、視力低下に対応できるよう早めに環境を整えてあげましょう。
段差をなくしたり、ぶつかりそうなものは取り除いたりしてあげてください。
遺伝性と思われる白内障を発症しているうさぎは、繁殖させないようにしてください。
また、外傷性の白内障を防ぐために、怪我をさせない飼育環境を心がけましょう。
白内障からぶどう膜炎に移行しないように、定期的に目のチェックを受けることが大切な予防になります。
自宅では飼い主さんが、目の色をしっかりチェックすることや行動に変化がないかを健康チェックに取り入れましょう。
目の老化を防ぐために、ブルーベリー&ルテインのサプリメントなどを取り入れてみるのも一つの方法です。
まとめ
以上、うさぎの白内障についてご紹介しました。
白内障は、早期発見早期治療が大切です。
一度白くなった水晶体はもとには戻りませんが、早期発見早期治療で進行を遅らせたり食い止めることが可能になるからです。
参考になれば幸いです☆