こんばんは(^-^)
目は口程に物を言うと言いますが、うさぎに関しても例外ではありません。
うさぎの目を見ていると、嬉しい時、楽しい時、怒っている時、悲しい時など色んな表情を見せてくれるのが分かります。
今回は、うさぎの目のしくみと、かかりやすい目の病気、その予防法方についてご紹介します☆
目次
うさぎの目の仕組み
人間と違って、うさぎの目には瞬膜(第3眼瞼)があり、目の表面を保護しています。瞬きが少ないのもこの瞬膜があるおかげです。
瞬きが少ない理由についての詳細はこちらの記事で紹介しています!
www.usagitokurasu.blog
また、うさぎは夜行性(正確には早朝や夕方に活発になる「薄明薄暮性」)の動物で、暗い所でも目が見えるしくみになっています。
うさぎの目は光に対する感度が高く、人の8倍とも言われています。
多くの草食動物と同様に目が側面についていますが、加えてうさぎの目は側面に突き出してついているので、周りを良く見渡せ、ほぼ真後ろまで見ることが出来ます。
これにより、周囲から近づいてくる敵を素早く発見することが出来ます。
涙の排水溝である涙点は、他の動物では上下まぶたについていますが、うさぎは瞬膜の根本に一つあるだけです。
涙点に始まる鼻涙管(涙が鼻に流れる管)は、曲がりくねっているため、詰まりやすい構造になっています。
さらに、この管は切歯(前歯)の長い歯根の近くを走っているので、歯に障害があると鼻涙管が詰まってしまい目に影響があります。
うさぎの視野と視力
うさぎの視野は両目を合わせると340度と広いのですが、視力は0.05ととても弱く、色の識別は緑と青に対して優れています。
また、完全な真後ろや、口の真下は見ることは出来ません。
うさぎの目は本当に赤いの?
うさぎの目は赤いとよく言われますが、実はこれは白いうさぎの目だけです。
うさぎは光彩(瞳の周りの絞りの役目をする部分)に色素がない為、赤い血管が直接見えるので赤く見えるのです。
うさぎがかかりやすい目の病気
うさぎがかかりやすい目の病気は、主に下記の3つが挙げられます。
結膜炎
結膜とは眼球の白目部分と、まぶたの内側部分の粘膜の事を言います。
この粘膜に炎症が起きる病気を結膜炎と言います。
原因
うさぎの結膜炎の原因は、バスツレラ菌の感染が多いと言われています。
しかし、飼育環境が悪いことで起こる場合も多いようです。
例えば
- 牧草、床に敷いているウッドチップのくず、ほこりが目に入る
- ウッドチップからの揮発性物質によるアレルギー
- 消毒剤やオシッコの刺激臭
などが挙げられます。
症状
- まぶたがはれる
- 目が充血して赤くなる
- 涙が多く、目周りの毛が濡れている
- 目やにが出る
- まぶしそうにしている
角膜炎
角膜炎とは、目の表面の角膜に傷がつき、細菌が増えて炎症を起こした病気の事を言います。
角膜炎が悪化すると、角膜潰瘍になることもありますので注意が必要です。
また、うさぎは犬や猫にくらべると角膜が薄いので、角膜の病気を起こしやすいと言われています。
原因
- 牧草や床材のウッドチップなどの異物が目に入る
- グルーミングの時に、爪で目に傷をつけてしまう
- 慢性の結膜炎や角膜炎、歯根の異常などが原因で角膜炎になることがある
- 同居ペットとのけんか
症状
- 目が痛いので、目をしょぼしょぼさせる
- 涙目になる
- 目が白く濁り、白目が充血する
鼻涙管閉塞
涙の通り道である涙のうで、細菌の感染が起きる病気を鼻涙管閉塞と言います。
症状
- 目やにが多い
- 涙が多くなる
実は、つきも去年、涙目になって病院に行ったことがあります。
その時の体験談はこちらを見てくださいね。
うさぎの目の病気は予防できる!
うさぎの目の病気は、飼育環境によるところも多いので、飼い主さんの心がけで予防できます。
例えば
- トイレ掃除をこまめにして、オシッコのアンモニア臭が目を刺激しないようにする。
- 牧草の粉は捨て、ウッドチップは目に入りやすいので使わない
- 針葉樹のウッドチップは、揮発性物質によるアレルギーを起こす可能性があるので使わない。
- 目にゴミが入るのを防ぐため、風邪の強い日の外出は避ける
- うさぎの周りで消毒剤などの刺激物の使用を避ける
- 爪切りをこまめにし、グルーミング時に角膜を傷つけないようにする
などを心がけるといいでしょう。
まとめ
以上、うさぎの目のしくみ、かかりやすい目の病気、その予防法についてご紹介しました。
参考になれば幸いです☆
参考文献:よくわかるウサギの健康と病気
ウサギ健康百科 まるごとうさぎ