こんばんは。
我が家にはうさぎのつきがいます。
一昨年に大きいうっ滞を起こしてうっ滞の怖さを知り、常々気をつけていたつもりでした。
しかし、また突然やってきたうっ滞。
寒暖差と換毛が重なったのも要因かと思います。
今回は、うっ滞に気づいてから元気になるまでを、忘備録も含めてまとめておきたいと思います。
うっ滞に気づいてから治療まで
うっ滞に気づいてから、元気になるまでの経緯をまとめておきます。
5月5日
19:00頃に夜ご飯をあげるといつも飛んでくるのに来ません。
あれっ?と思い一瞬焦って、大好きなおやつをあげてみましたが食べませんでした。
これは!?と思い、みるとオシッコをその場にしてました。
つきはうっ滞になると、お腹が痛いのでトイレに行くのがしんどいのか、その場でオシッコをしてしまいます。
それを見てうっ滞!と確信し、私もご飯を食べようとしていたのですが食欲が一気に失せました。
つきを撫でようとすると逃げます。
これも「しんどいからほっといて!」という合図のようです。
19:00ってちょうど動物病院が閉まる時間で、夜間の動物病院も21:00からです。
21:00まで出来るだけの事をして、夜間病院へ行くしかないかと思いました。
経験上様子を見てもよくはならないので、早く病院へ連れて行くのが一番だと思っています。
とりあえず動物病院でもらっていたお腹の薬を飲ませて、耳が冷たかったので低体温になってショックを起こしてはいけないので、カイロを背中に当てて温めてみました。
急性うっ滞の場合は、お腹のマッサージが厳禁なので自己判断ですると危険です。
たまに耳を掻いたり、伸びをしたりしていたので、そこまでしんどくないのかなとも思って惑わされましたが間違いでした。
覚えているのが、常に動いているお鼻のひくひくが目を開いていても止まっていたことです。
それから、ずっとうずくまって苦しそうにしているので、21:00頃に夜間病院へ連れて行きました。
前回も行ったところで、うさぎの専門医はいないので応急処置のみです。
点滴と痛み止めを打ってもらって帰ってきました。
しかし、帰ってきてからも一向に良くならず、逆に悪くなっているような気もしました。
以前夜間病院へ行った時は、夜中の2時頃に点滴を打ってもらって、朝7時には牧草を食べたりと良くなる兆候を見せていたのですが、今回は病院に早く行って処置してもらったのに朝になっても全く変化がありませんでした。
何も食べていないし、オシッコもウンチも全く出ませんでした。
5月6日
そして朝一番にかかりつけ医に行きました。
眠れないからほぼ起きていたのですが、こういう時の開院時間を待っている時って本当に長く感じます。
そしてかかりつけ病院で、レントゲンと血液検査をしてもらいました。
担当の獣医さんが休みなので、他の獣医さんでした。
レントゲン検査の結果、かなり状態が悪いとのことでした。
そしてレントゲン写真を見せてもらいましたが、確かに胃がパンパンでした。
私は前日も寝ていなかったので、睡眠不足もあり話を聞いていると気分が悪くなってしまいました。
レントゲンも全く抵抗する様子がなかったそうで、「しんどいよー」って言ってると言われました。
血液検査の結果で、脱水を起こしていることが分かりましたが、それほど内臓が悪いわけでもないのが救いでした。
つい昨日まで元気だったのに。まだ4歳やのに。と色々と最悪の事態が頭をよぎりました。
これがうっ滞の怖いところなんです。
数時間前まで元気だったのに、突然具合が悪くなるのです。
医師にも「ヤバい状態です」と言われてしまいました。
「点滴を打ちますが1時間ほどで効いてくるはずです。良くなるかもしれないが、倒れることもあるかもしれません。」と言われて血の気が引いてきました。
家に帰っても落ち着かず、とりあえず食べてくれることを祈るばかりでした。
おしっこはキャリーの中でしていましたが、ずっとまたうずくまったままでした。
しかし13:00頃です。
なんやら口をモゴモゴさせました。
そこで、生のイタリアンライグラスをあげてみると食べてくれたのです!
この時ほど、食べてくれることを嬉しいと思ったことはないです!
涙が出そうになるほど嬉しかったです。
それから火がついたように、牧草やらペレットやらを食べ始めました。
点滴が効いたようです!
食べてくれることがこんなに嬉しいなんて思いもしませんでした。
りんごも少しあげてみると食べてくれました。
しかし、その後は少ししか食べなくなりました。
その日の投薬は、16:00、22:00、そして朝4:00にしました。
5月7日
翌朝病院へ行き、再度レントゲンをとって良くなっているかを確認してもらうと、胃が1/3ほどの大きさになっていました。
お腹の張りも大分治まっていました。
獣医さんも「ほんとに良かったー!」と喜んでくれてました。
そして点滴だけしてもらって帰ってきました。
点滴は本当に良く効くようです。
薬は、内服よりも皮下注射が早く効果があるそうです。
「食事の様子を見て、明日や明後日も点滴だけ来てもらっても大丈夫です。」と言われました。
5月8日
今日はどうしようか迷いましたが、まだまだいつもの量は食べないので点滴だけ打ってもらいに行きました。
そして、お尻周りが汚れていたので綺麗にしてもらいました。
これからは、しばらく家での投薬です。
レントゲン検査
左は健康なうさぎの胃で、右がうっ滞でパンパンになった胃を書いた図です。
(下手くそですみません)
パンパンになっている時の胃は、通常の大きさよりも3倍くらいになっていました。
左の図で、このように目玉焼き状になっている胃が最悪の状態だそうです。
幸いにも1日で胃の大きさはほぼ通常の大きさに戻り、目玉焼き状態もなくなりました。
血液検査の結果
血液検査の結果です。
気になるところにマーカーを引いています。
- GLU(血糖値)⇒高いのは恐らくストレスのせい
- BUN(尿素窒素)⇒高いのは脱水症状をおこしている
(腎臓が悪い時にも上がりますが、つきはもともと腎臓は悪くないので恐らく脱水によるもの) - CPK、乳酸値⇒高いのはうっ滞によるもの
今回のうっ滞治療にかかった費用
今回のうっ滞治療にかかった総費用は、
夜間病院 12,870円
かかりつけ病院 1回目 17,978円(レントゲン、血液検査、点滴、内服薬)
かかりつけ病院 2回目 10,208円(レントゲン、点滴、内服薬)
かかりつけ病院 3回目 4,730円(点滴、お尻周り処置)
合計 45,786円
ペット保険に入っているので、実際の支払った費用は半額の22,893円になります。
今回の反省点
朝に形が崩れた便がたびたび出ていたので、常備薬としてもらっていた薬を飲ませていました。
しかし、2,3日飲ませて治まったら辞めてというのを何回か繰り返していたので、完全に治っていなかったのかもしれません。
もう少し長く薬を飲ませていればよかったのかもしれません。
あるいは、動物病院で診察を受けていたら良かったかもしれません。
気をつけていたつもりだったのですが、突然やってきたこれまでで一番悪い状態のうっ滞でした。
元気になってくれて本当に良かったです。
まとめ
つきにしんどい思いをさせてしまいました。
本当に元気になってくれて良かったです。
皆さんの愛うさぎさんも、もしうっ滞!と思われたら、様子見は危険です。
迷わず病院へ行ってほしいです。
以上、参考になれば幸いです☆