こんばんは(^^)
実は、我が家のうさぎのつきですが、4月10日の夕方からうっ滞の症状が出ました。
夜間救急病院を受診してから、かかりつけの動物病院へ数回通院し、今は元気になっています。
寒暖差が激しいこの時期にうっ滞を起こすうさぎさんは多いようで、つきの体験も皆さんの参考になればと思い記しておくことにしました☆
目次
- うさぎのうっ滞とは
- うさぎのつきがうっ滞になってから治療までの経緯
- 動物の夜間救急病院について
- 今回のうっ滞治療にかかった診療費
- うさぎのうっ滞の治療が難しい点
- 今回のうさぎのつきのうっ滞の前兆は?
- 今後のうさぎのつきのうっ滞対策
- まとめ
うさぎのうっ滞とは
うさぎのうっ滞は、サイレントキラーとも呼ばれている怖い病気です。
うっ滞とは、うさぎが食欲不振になり、胃腸の動きが滞る状態の事を総称して呼びます。
うっ滞は、うさぎがもっともよくかかる病気であり、また最も怖い病気です。
よく聞く毛玉症、食滞もうっ滞の一つです。
以前うっ滞について記事を書きましたので、詳細は下記の記事を見てくださいね☆
うさぎのつきがうっ滞になってから治療までの経緯
我が家のうさぎのつきが、うっ滞になってから治療に至るまでの経緯を記しておきます。
つきのうっ滞は、突然やってきました。
4月10日
お昼過ぎまで特に変わりなく、ペレットも完食していました。
牧草も15:00頃には、ぼりぼりと食べてました。
19:00
夜ご飯をあげるが、食べません。
いつも先に食べる大好きなサプリメントも食べません。
あれっ?て思いましたが、そんなときもあるのでそこまで気にしませんでした。
21:00
しばらくしても、ずっとうずくまったまま何も食べません。
大好きなバナナをあげてみるも拒否されます。
これはおかしいと思い、耳を触ると冷たい。
これはあかん!と思い、ココロのおうちさんが紹介しているうっ滞に効くお腹のマッサージを試みるも、お腹が痛いのか逃げてしまいました。
23:00
とりあえず体を温めようと、毛布を着せてカイロをその上に貼ってみました。
4月11日 日付が変わる。
しばらく様子を見るもやはり変わりないので、夜間救急病院に電話してみました。
つきのかかりつけ病院が紹介している2か所の救急病院へ電話しましたが、どちらの病院もうさぎの専門医はいないが、出来るだけの診察はするとの事でした。
それでもよければと言われて、どうしようか迷いましたが、いつもの病院が開く朝9:00まで待てないと思い、タクシーを呼んで行きました。
2:30
救急病院は男性の獣医師で、まず「30分または1時間おきに様態が容態していませんか」と聞かれました。
もし急激に容態が悪化しているようであれば、急性胃拡張の可能性もあるとのことでした。
つきの容態はずっと同じだったので、多分そうではないとの事でした。
ただ、レントゲンをとっていないので分からないとの事でしたが。
獣医師は、ちょっとうさぎの抱き方に慣れていないようで冷や冷やしました。
体温計を肛門に入れて体温測定。
それから点滴、痛み止め、消化をよくする薬を投与してもらいました。
あくまでも応急処置なので、朝にかかりつけの病院に行ってくださいとの事でした。
かかりつけの病院に渡すための、処置した事を書いた診断書みたいなものを渡されました。
7:30
朝まで容態は特に変わりませんでしたが、7:30くらいにモゾモゾし始めたので、牧草を一本口にもっていってみると食べてくれました!
少しホッとしましたが、その後は食べてくれませんでした。
しかし、それから更に5分ほどしたら、自分から起き上がって大好きなサプリとおやつのバナナを食べてくれました!
しばらくして、顔を洗い始めて普通に座り出したので、ちょっと元気が出てきたようでした。
9:00
開院と同時にかかりつけの病院へ行き診察してもらいました。
お腹を触ってもらうと胃がかなり堅いと言われ、レントゲン撮影と血液検査をしてもらいました。
レントゲン撮影の結果、胃に溜まっている食べ物が、腸に流れて行っていないとの事でした。
そして、血液検査の結果は、脱水症状が起きている時や腎障害がある時に上がるBUN(尿素窒素)の値が高くなっていました。
その日は点滴と胃腸の働きをよくする薬を投与してもらって帰ってきました。
少量のバリウムを飲んで、翌日のレントゲン検査で胃腸の動きを見ます。
朝と晩の家での投薬も開始しました。
4月12日
9:00
再度病院へ行き、レントゲン撮影の結果、胃の食べ物が腸に流れて行って、胃が大分小さくなってきているとの事でした!
レントゲンを見てみると、前日飲んだバリウムが、胃から腸へ流れて行っているのが分かりました。
◆うっ滞を起こしている時◆
胃がパンパンになっていて、腸がからっぽです。
◆うっ滞治療開始から一日後◆
胃が小さくなっていて、白く丸いバリウムが腸に流れているのが分かります。
この時点で、本当に安心出来ました。
2日後に再度血液検査をしてもらいに病院へ行きました。
4月14日
9:00 再度病院へ行き、血液検査をしてもらいました。
BUN(尿素窒素)の値も下がっていたので、脱水症状が改善されたようです。
もし、BUNの値が下がっていなければ腎臓の障害がある可能性があり、これによりうっ滞が起こる可能性もあるらしいです。
とにかく、今は元気になって、ペレットも牧草も食べて、ウンチも大分出ています。
ウンチは調子のいい時に比べると小さめかな。
投薬は2週間続けます。
投薬の仕方の記事も読んでみてね!
動物の夜間救急病院について
動物の夜間救急病院は、犬猫がメインになります。
うさぎを専門に見れる獣医がいないので、あくまで応急処置となります。
しかし、うさぎのうっ滞は生死に関わることもあるため、迅速な対応が望まれます。
応急処置でも思い切って、救急病院へ行って良かったと思います。
私は車がないのでタクシーで行きました。
余談ですが、飼い主パニックになってて、男の子か女の子か聞かれて女の子と答えてしまうことに。
避妊手術は済んでますか?と聞かれて始めて、あ違う、男の子です。と答える始末でした。
今回のうっ滞治療にかかった診療費
今回のうさぎのつきがうっ滞になって、かかった診療費はどのくらいなのでしょう。
夜間救急病院 13,090円
かかりつけの病院 1回目 19,712円
2回目 10,912円
3回目 8,360円
合計 52,074円
そして、私の場合はタクシーで片道15分ほどでしたが、夜間割り増しもあり、往復6000円ほどでした。
動物保険に入っているので半分は戻ってきますが(それでも高い 汗)、保険をかけていないと結構な料金がかかります。
ペット保険には是非加入されることをおすすめします。
ペット保険とは?うさぎが入れるペット保険を比較してみました! - うさぎさんとモフモフな日々
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うさぎのうっ滞の治療が難しい点
うさぎのうっ滞は急激に悪化するのに、救急病院にうさぎの専門医がほぼいないことが難しいところだなと思いました。
首都圏や曜日によっては、うさぎを見れる医師がいる場合はあるようですが。
私が行った救急病院も「犬・猫が専門だけど、出来る限りで診ますがそれでよろしければ」と前置きをされたので、行くことをどうしようか少し考えてしまいました。
その医師曰く、うさぎは繊細で検査の段階でストレスになり、ストレスがショックとなり亡くなる率も高い。
このように診察がとても困難なことから、診たがらない医師が多いと言っていました。
私としては、そうだからこそ専門医が必要で助けてほしいのにと思いました。
今回のうさぎのつきのうっ滞の前兆は?
うさぎのうっ滞は突然やってくると言いますが、やはり考えてみると前兆は合ったと思います。
我が家のつきのうっ滞の前兆は
- ウンチの形が極端にまばらだった。
- 下痢ではないが、形が崩れた盲腸便が見られていた
- いつもだったら完食する夜のご飯を残し始めていた(朝はきちんと食べていました)
だったのではないかと思います。
ただ、元気な時も同じ状況が見られる時があったので、見極めが難しいですね。
しかし、飼い主として、つきに辛い思いをさせてしまったことは反省しています。
今後のうさぎのつきのうっ滞対策
うっ滞には気をつけていたつもりでしたが、甘かったようです。
先代のうさぎのうっ滞症状が、「元気なのに突然食べなくなる」という症状に対して、つきは「元気と食事がともに突然失せる」という症状でした。
うさぎ個体によっても、症状や前兆は違うものなので気をつけたいと思います。
今後のうさぎのうっ滞対策として考えたことは、下記の5つです。
- 薬を余分にもらっておく←2週間分の薬を頂きました。他の病院へ行った時のために、薬の名前も教えてもらっておく。
- 夜間救急病院を調べておく
- カイロなど常に常備しておく←冬だけでなく、年中体が冷えた時に温められるように常備しておく
- 早めの受診←前兆が見られた時点でかかりつけの病院へ行っておくと安心
- 定期健診にきちんと行く
- お灸←動物病院で試しに購入してきました
人間用ですが、犬猫うさぎなどの動物にも効果があるとのことです。
お灸を試した記事はこちらでご紹介しています!
手作り小豆カイロもおすすめです!
まとめ
以上、我が家のうさぎのつきが、初めてうっ滞にかかってから治療まで、夜間救急病院、診療費、前兆、対策についてまとめてみました。
サイレントキラーと呼ばれるうさぎの鬱滞は本当に怖いことを、今回身をもって思い知らされました。
つきも辛かったと思います。
季節の変わり目や換毛期は、特にうっ滞を起こすうさぎさんが多いので、皆さんの愛うさぎさんも気をつけてあげてくださいね☆