こんばんは(^-^)
うさぎの目のしくみ、うさぎの鼻のしくみ、うさぎの毛と皮膚のしくみ、うさぎの歯のしくみ、うさぎの耳のしくみに続く、「うさぎの体を知ろう」シリーズ第6弾です
今回は、うさぎの骨と骨折についてご紹介します。
今回がシリーズ最後になります!
目次
うさぎの骨は軽くて折れやすい
うさぎの骨は薄くて軽く出来ているので、骨折を起こしやすい傾向があります。
では、どんな時に骨折するのでしょうか?
うさぎは敏感で、繊細な動物です。
いつもと違う音や匂い、人、動物にびっくりした時に暴れたり、飛び跳ねたりした時に骨折を起こしやすくなります。
例えば、、、
- 抱っこの時
嫌がるのに無理に抱っこをしようとした際に、高い所から飛び降りて骨折することがあります。
また、暴れるので押さえつけると、うさぎは強い力で後ろ足をばたつかせます。うさぎは、骨に比べて後ろ足の筋力が強いため、脊髄骨折をおこす可能性があります。 - 爪がひっかかる
ケージ内の床の金網や、部屋んぽの際にループ状になった絨毯などに爪がひっかかって爪を折ったり、指を骨折したりします。 - 側にいるうさぎに気づかずに、人間が踏んだり蹴ったりして骨折してしまうことがあります。
うさぎの骨のしくみ
なぜうさぎの骨は軽く出来ているのでしょうか?
うさぎは骨を動かす骨格筋と呼ばれる筋肉が、体重の50%を超えるのに対し、骨は7から8%ととても軽いんです。
下記の表で見ると、猫や人間と比べてうさぎの骨の体重に占める割合がとても低いのが分かります。
動物 | 鳥 | うさぎ | 猫 | 人間 |
---|---|---|---|---|
骨の比率(体重に対して) | 5% | 7-8% | 13% | 18% |
これは、うさぎが被捕食動物で敵から素早く逃げるために軽くなったと考えられます。
うさぎの骨折を予防するには?
それでは、日常生活でうさぎの骨折を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
抱っこは座ってする
逃げ出そうとするうさぎを抱っこする必要がある時は、高い位置から飛び降りることがないように座ってしてください。
そして、暴れるうさぎを強く押さえつけると、背骨や首の骨を痛めることがありますので注意してください。
抱っこは、そっとお尻を包み込むようにしてください。
下記の記事に、抱っこの仕方を詳しく書いているので見てくださいね☆
定期的な爪切り
うさぎはケージの金網やお部屋の絨毯に爪を引っかけてしまうと、爪を折ったり指の骨を折ったりしますので、定期的に爪切りをすることが大切です。
肥満を防ぐ
うさぎが肥満になると、手足、背骨に負担がかかり、運動神経が鈍り、骨折しやすくなりますので注意しましょう。
肥満を防ぐには、牧草をたくさん食べてもらうことが大切です。
また、うさぎも人間と同じで甘い物が好きです。
喜ぶからと言ってついついあげたくなるのは分かります。
しかし、糖分が多い果物やおやつは、時間を決めてあげたり、ご褒美としてあげるなど、あげすぎないように注意してください。
去勢や避妊手術をしたうさぎは太る傾向があるので、特に定期的な体重チェックで注意してください。
暴れる時は目隠しを
動物病院などで外出する時は、うさぎは怖がって興奮し暴れる時があります。
そんな時は、自分の匂いがついているタオルをキャリーに入れてあげたり、キャリーにカバーをかけて目隠しをしてあげると安心してくれます。
骨折したかも!と思ったら
うさぎは、脊椎、後ろ足、前足での骨折が多くみられます。
うさぎは手足を骨折すると、歩き方がぎこちなくなったり、足を浮かせていたりといった症状が見られます。
また骨折の痛みでじっとしていたり、食欲がなくなることもあります。
脊椎の骨折により神経が傷つくと、下半身が麻痺したりオシッコやウンチがうまく出せなくなったりします。
普段と歩き方がおかしかったりしたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
まとめ
以上、うさぎの骨と骨折についてご紹介しました。
うさぎの骨は、敵から逃れて素早く走る為にとても軽く出来ています。
無理やり抱っこして暴れたり、うさぎが側にいるのに気づかずに蹴ったりしてしまわないように注意しましょう。
参考になれば嬉しいです☆