こんばんは(^-^)
鼻水はまだ止まりませんが、昨日は一日寝ていたので、やっと体調が戻りつつある飼い主です!
今回は、うさぎの目のしくみ、うさぎの鼻のしくみに続く、「うさぎの体を知ろう」シリーズ第3弾です!
うさぎの毛や皮膚のしくみ、うさぎがかかりやすい毛や皮膚の病気についてご紹介します☆
目次
うさぎの毛や皮膚のしくみ
うさぎの毛や皮膚はどのようなしくみになっているのでしょうか。
生まれたてのうさぎには毛が生えておらず、生後4日目くらいから毛が生え始めます。
うさぎの赤ちゃんの毛は、生後6から8ヶ月くらいで大人の毛に生え変わります。
うさぎの毛は、短くて柔らかいアンダーコート(地肌に近い部分に生えている)と、その上に毛色を現わすガードヘア(表面の毛)から成っています。
うさぎの毛は保温の役目をしています。
毛には油分があり水を弾くようになっています。
うさぎの換毛は、大きな換毛が春と秋の年2回ありますが、個体によっては、年に3回も4回も換毛があるウサギもいます。
実際、我が家のつきは、年に4回換毛しているようです。
換毛が終わるなーって思っていたら、次の換毛に入っています。
また、うさぎの足裏には肉球がありません。
分厚い被毛が、足の裏全体覆い保護しています。
皮膚には汗腺がありますが、発達が悪く、あまり体温調節には役立っていません。
そのため他の動物のように、汗をかいて体温調節をすることが出来ません。
その代わり、皮脂腺はよく発達していて、皮脂を分泌して毛や皮膚を程よく湿らし、柔らかくて弾力のある毛を保っています。
うさぎがかりやすい毛や皮膚の病気
うさぎがかかりやすい毛や皮膚の病気は色々ありますが、ここではよくある2つの病気について見て行きたいと思います。
湿性皮膚炎
湿性皮膚炎とは、ブドウ球菌や連鎖球菌などにより、うさぎの皮膚に炎症が起きる病気です。
原因
元々発症している病気によるものが原因の場合があります。
また、ケージ内の不衛生な環境、高温多湿、ストレスも原因の一つになります。
症状
顎の下や女の子の場合は肉垂などが、常に湿った状態になり、毛が抜けて赤くなったりします。
皮膚が赤くなったり、潰瘍が出来たり、皮膚が絡まったり、脱毛、かゆみ、皮膚からの分泌物があったりします。
起こりやすい体の部位
- 【顎】 不正咬合などによるよだれであごの下が濡れる
- 【喉や胸】 女の子は、肉垂のひだが湿っぽくなりやすい
- 【足の裏や腹部】 ケージがいつも湿っていたり、体に麻痺があったり高齢うさぎの場合は、体が起こせないために汚れが付きやすくなる
- 【目の下】 不正咬合(歯の噛み合わせが悪い病気)、目や鼻の病気で涙が多いと、目の下がいつも濡れた状態になる
- 【下腹部】 泌尿器疾患が原因で尿漏れをしていたり、下半身麻痺のうさぎは、下腹部がいつも湿った状態になる
ソアホック
ソアホックとは、うさぎの足の裏の皮膚が固くなり炎症を起こす病気です。
飛節びらん、足底皮膚炎、潰瘍性足底皮膚炎とも呼ばることがあります。
。
うさぎは動いている時は指先に重心がかかりますが、じっとしている時はかかとに重心がかかりますので、運動不足になるとかかとにかかる負担が大きくなるので注意が必要です。
原因
うさぎの足裏には肉球がなく、厚い被毛が皮膚を保護しています。
しかし、足裏に大きな負担がかかって血行が悪くなるとソアホックを起こしやすくなります。
足裏に負担になる原因は
- 肥満
- 遺伝的に足裏の被毛が薄い
- 過度なスタンピング
- 高齢うさぎや病気で動けないうさぎ
- 爪の伸び過ぎ
- 運動不足
- 不衛生な飼育環境
といったことが挙げられます。
先代のミニうさぎのみっふぃは、あまり病気をしない健康な子でした。
しかし、7歳くらいになってから、じっとしていることが多くなり、足裏のかかとが知らない間に禿げていました。
特に治療をするほどではなかったんですが、高齢うさぎさんにはよくある事です。
症状
ソアホックは足裏の毛が抜けて赤くなります。
進行するとただれてかさぶたが出来たり、化膿することもあるので注意が必要です。
主に後ろ足のかかと部分に発症します。
その他、うさぎの毛や皮膚の病気では、カビやダニの感染による病気がありますが、また別の機会に書きたいと思います。
うさぎの毛や皮膚の病気の予防法
うさぎの毛や皮膚の病気を予防するには、定期的なブラッシングで皮膚や被毛を清潔に保つことが大切です。
ブラッシングの時は、まずアンダーコートをスリッカーブラシで取り除いてから、上毛となるガードヘアをラバーブラシで絡めとるといいでしょう。
そして、基本的な事ですが、ケージ内をいつも清潔に保つことが大切です。
湿性皮膚炎の予防法
まずは、皮膚炎を起こす原因となる病気の予防に心がけるようにしましょう。
その他、ケージ内を清潔に保ち体が汚れないようにすることが大切です。
また、給水器が体をぬらさないように気をつけましょう。
お部屋はの中は、適度な湿度を保つようにしてください。
ソアホックの予防法
ソアホックの予防には、足裏に過度な負担がかからないようにすることが大切です。
金網などの堅い床材はやめて、足裏に優しい床材にするといいでしょう。
おやつのあげすぎに注意して肥満に気をつけましょう。避妊手術や去勢手術をしたうさぎは太りやすくなるので注意が必要です。
爪が伸びすぎるとつま先が丸まってかかとに体重の負担がかかるので、定期的に爪切りをしましょう。
ケージの中だけで長い時間過ごすことがないように、最低1日1回は、お部屋に出して運動をさせてあげてくださいね。
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まとめ
以上、うさぎの毛や皮膚のしくみ、うさぎがかかりやすい毛や皮膚の病気、またその予防方法について書いてみました。
参考になれば幸いです☆
参考文献:新版 よくわかるうさぎの健康と病気
ウサギ健康100科 まるごとうさぎ
参考サイト:https://www.rabbittail.com/qa/detail/28988/L3FhL2NhdGVnb3J5LzE2LzEv